2014年11月16日 - 80
農業×ITレポート その1
しばらく農業×ITについて書いていなかったのでレポートを書いときます。
ここんとこ俺の周辺であったのはこんな事である。
1.環境制御システム自作用オープンソースソフトウェアがリリースされた
2.環境制御システム用制御ボックスを作るようになった
3.展示会に出てきた
えー、1はですね、他人事のように書いてありますがうちの会社が出しました。
個人的には非常に画期的だと思っています。
(ちなみに環境制御システムってのは、例えばガラスハウスの温度や湿度等をセンシング+制御するシステムです。)
オープンソースソフトウェア(以下OSS)は各種ありますが、
特定産業向けで実運用可能なレベルのOSSというのはこれまでどこにもなかったのではないかと。
これを使う事で、一般的には高価な環境制御システムが自分で作れるので、
農家さんがどういったカタチでかこれを取り入れられれば、そこのコストを激減できます。
どう普及するんだみたいな事もありますが、それはこれからって事で。
2.はつまり俺がハードウェアを組めるようになったという事です。
既存のハード部品をドリルとネジとハンダであれこれやって配線して出来たぜ!な制御ボックス。
その制御ボックスにはRaspberry Piが入っていて、その上で1のOSSが動作しています。
ハードはサッパリだったので、こういうのが出来るようになったのはうれしいっすね。
しかし習得の道もハードである。ハードウェアだけに。
・・・
・・・・・・えー、次に行きます。
んで、1と2を宣伝しに3の展示会に出てきました。これ。
うちが出したのは上記OSS、環境制御システム用のクラウドサービス、
センサネットワークと環境制御システムをつなぐゲートウェイの3点。
俺はひたすら説明員してましたが、企業、官公庁だけでなく、農家さんもけっこう来てました。
あと展示の試食品がえらい美味かった。農業系の展示会はお得ですな 😀
トータルではOSSが集客力がありましたが、クラウドも割と質問がありました(特に農家さんから)。
OSSやクラウドが集客力があったのは、環境制御システムに興味ある人にとっては一つ一つのセンサ等がどうこうよりも、
まずシステム全体を組むのが第一だからか?というのが俺の予測です。
また、環境制御システムのセンシング部分は良いが、制御部分(制御機器&制御方法)を充実させて欲しい、
という意見が農家サイド、企業サイド双方からあったのが印象的でした。
他にも水産×ITの話を出展者から聞いたり(その人曰く、まだまだこれからとの事)してました。
ここんとこあったのはそんな感じです。
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