2017年5月4日 - 80

エンジニアとしてちょい思ってきた事

この頃(というかしばらくずっと)認識とか生きもののメモばっかでさーせん。まあ違う事も書こうかと思うんですが、俺がとりあえず一番追求したいのがそこなんすよね。しかしそんなんだけだとアレなので、たまにはちゃんと記事らしきものを書きますw転職してからもう数カ月で3年ですが、その間とかに思ったり考えたりした事を3つ書くっす。どれも同じような事を言ってるんだけどな(/ω\)イヤン

■全体観、大局観のあるエンジニアが少ない

俺みたいな「経済がこうなる、将来がこうなる、だからこう働くのがいいんじゃねーかと俺は思う」的な奴は完全少数派ですw目の前の事が忙しいからか、切羽詰まってないからか、目が無いからか、そういう事考えてる人がめっちゃ少ない。そういう大局観から技術を組み立てたりしないから、目の前の技術力は上がるかもだけど、それ何につながるの??何につながるか分かってやってんの??的に思う事も多いっす。まあ俺の傍にはエンジニアはあんまいないんで、ITニュースとかで聞きかじったとこからの推測なんですがね(;・∀・)

■価値観が弱い

上に書いたことと被る事ですが、目の前にあるものの好き/嫌いみたいなのは判断出来ても「俺はこういう価値観で、こういうコンセプトでやってみるのがいいんじゃないかと思う」みたいな人がやっぱ少ないっす。コンセプトや目指すものが無ければ技術とか何もならないと思うんですがね(;・∀・)

それとやはり同じような意味で「ルールメーカー」がいないっすね。ルールメーカーというよりも「世界観メーカー」というか。俺はこういう世界観を目指してやってるんだぜって言えるエンジニアは、予想ですが多分少ないっす。なんだろう、直近の価値判断は出来ても、自分なりの価値の全体像、いえば価値「観」を自分なりに練り上げていないし、それに向かって進もうとするとこが弱いっつうか。

その辺については、俺は自分のエンジニアとしての価値観は「エンジニアの試みは、人が生きていける世界を作ろうとする試みである」というコンセプトに完全に収束させています。スマートアグリとかやっていますが、その手前にこれがあるから、農業にまず力を入れたらいいと思うぜ、って言える感じw

■けっこう本質を見誤ってる感

IT分野だけから話が飛ぶかもですが、スタートアップとかでウン億円調達したとか嬉しそうにいってる人たちが時々いる印象っす。例えば金融って経済の血液とか言われたりするので、その意味でマネーをもらうのは彼らは嬉しいのかもですが、その比喩でいえば血液って身体の一部でしかないと俺は思うので、血液たくさん調達したぜって喜ぶよりも、経済や社会をこんな風にいい感じにしたぜっていって喜んだ方がいいのでわと思います。

またマネーの話しからずれますが、いまだに「便利、快適、楽チン」とかいってる人が多くてうはwwって感じっす。快適についてはこの記事とか面白いっす(ちょいウザですが)。

俺としては「エンジニアの試みは、人が生きていける世界を作ろうとする試みである」と思ってやってるんですが、俺の価値観からすると、人が生きていけるのに必ずしも便利さ、快適さ、楽チンさが優先的に求められるわけではないと思うんすね。それは人が生きていける世界のあり方のごく一部でしかなくて、例えば何かに打ち込むなど、ある種の困難さがむしろ希求されるような時があるとか、ザラにあると思います。

なので、人が生きる世界のうち今自分が見れる全体を見渡して、そこからどういう事をするのがいいのか考えてみる、ってのが重要なんじゃねと思うんですが、何かそういう風な人は少数派っぽいですw局所的な価値において是であるものが全体や大局においても常に是だと思ってる人が多い感じwそれは本質や、必要な事や、求められる事を見誤る事だと俺は思うんですがね。

例えば儲かるかどうかみたいな価値観しか無い奴、笑わせんなって感じっすwどう生きたいのか、どう暮らしたいのか、どう生きていける世界を作る試みをしたいのか、そういうものをちゃんと練り込んでいった先に、こう働きたい、こういうものを作りたい、こういう風な世界にする試みをしてみたい、みたいなのが出てくると思うんで。マネーはそれが実現する時の(おそらく重要な)条件の1つであって、しかしその姿の全てではないし、コンセプトでや想いでもないよなって感じっす※1。

※1:そういう人って、バックボーンにちゃんと「暮らし」「暮らせる世界」「自分なりに感じている(生きた)世界の姿」があるんすかね。そういうのがないから、お手軽に指標化できるようなパラメータの高低でしかものを判断出来ないのでわって気もします。働き手として働いた事が向かう先って、なんだかんだで暮らしの世界になると思うので、働く時に暮らしの世界、生きた世界のイメージやビジョンが欠けてるのって致命的じゃないかとも思うんですが(;・∀・)

■オマケw

まあ俺がそういうの見て思うのはね、皆一回くらいベイトソン読んどけよって事っすよ(違wでも生きた世界を広く見渡そうとする目線て意味では、俺はまじでいいと思うけどね。今でも俺の中で最高の思索者の一人ですw

ちなみにベイトソン2冊あるけど「精神と自然」のがまとまってて分かりやすい。でも「精神の生態学」のが素材のリアル感があって面白い。一応ベイトソンの娘がベイトソン死後にまとめた「天使のおそれ」もあるけど、俺的にはベイトソンらしさが失われてるのでオススメしません。ちなみにこの曲そこから来てるらしいっす。

働き方 / 日々


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